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2026-07-16

スタジアム会場内外広告の価値算定とは|看板広告の効果測定

スタジアムのフィールド看板や大型ビジョン、会場外の掲出物——スポンサーロゴが目に入る機会は数多くありますが、その露出が「いくらの価値なのか」を答えられる担当者は多くありません。会場での露出は、テレビ中継やWeb記事のような配信系の露出とは性質が異なるため、価値算定の考え方も工夫が必要です。

この記事では、スタジアムの会場内外広告をどう捉え、どのように価値算定するかを整理します。

なぜスタジアムの看板広告に価値算定が必要なのか

クラブ側にとって、看板広告や会場内の掲出枠は協賛メニューの中核です。しかし「フィールド看板1枠いくら」という価格設定の根拠が曖昧なままでは、更新提案の場で説得力を欠きます(更新提案の考え方は「スポンサー更新提案に数字の根拠をつけるには」で解説しています)。一方スポンサー側も、実際に自社ロゴがどれだけの人の目に触れているのかを把握できなければ、協賛継続の社内稟議が通しにくくなります。両者にとって、会場の露出を「価値」として言語化する共通言語が必要です。

スタジアム会場内外広告の種類

会場内の掲出物

フィールド看板、大型ビジョン(ハーフタイム映像・スコアボード周り)、座席バック・階段部の掲出、選手入場ゲート周りの掲出など、試合中に来場者・カメラの目に触れる媒体です。

会場外の掲出物

スタジアム外壁の広告、最寄り駅や周辺エリアの看板・のぼりなど、来場前後の動線上で露出する媒体です。会場内ほど注目度は高くありませんが、来場者以外の通行人にも露出する点が特徴です。

価値算定の考え方

露出量と視認性を基準にする

会場内外の広告価値は、単純な掲出面積だけでなく「誰に・どのくらいの時間・どの程度はっきり見えるか」という視認性の要素を組み合わせて捉えるのが基本です。フィールド看板であればカメラに抜ける頻度や角度、会場外であれば通行量や視認距離が価値を左右します。

配信系の露出換算(AVE)との違い

テレビやWebでの露出は「媒体露出の価値換算」で解説した広告換算(AVE)のように、掲出面・時間に単価を掛け合わせる考え方が使われます。スタジアムの会場内外広告も同じ発想で単価換算できますが、「配信された露出」ではなく「その場にいる・通りかかる人に届く露出」である点が異なり、来場者数・通行量など会場固有のデータを組み合わせて算定する必要があります。

算定するうえでの注意点

  • 視認性・角度で価値が変わる:同じ掲出面積でも、カメラに抜けやすい位置と抜けにくい位置では価値が大きく異なります。単純な「枠数×面積」だけで一律に価格づけすると、実態とズレた評価になりがちです。
  • 面積比較だけでは測れない:会場内外の広告は、面積の大小だけでなく、来場者数・中継視聴者数・通行量といった「誰に届くか」の情報と組み合わせて初めて価値の全体像が見えます。
  • 参考値であり、実際の支出額と同義ではない:会場内外広告の価値算定も、他の露出換算と同様に「広告換算したらこの規模」という参考値です。実際の協賛金額や効果を保証するものではなく、社内報告や提案の場でもこの前提をセットで伝える必要があります。

まず基礎から学んでみる

会場内外広告の価値算定をもう少し体系的に押さえておきたい方向けに、Brand Insight では「スポンサー獲得に向けたスタジアム会場内外広告の価値算定」を無料で公開しています。会場内外で生まれる広告露出をどう価値として算定し、スポンサー獲得につなげるかを整理した学術ホワイトペーパーです。

まとめ

スタジアムの会場内外広告は、フィールド看板や会場外の掲出物など複数の種類があり、それぞれ露出量と視認性を基準に価値を捉えることができます。配信系のAVE換算と考え方は近い一方、来場者数・通行量など会場固有のデータが必要になる点が異なります。算定はあくまで参考値であり、面積比較だけに頼らず視認性や到達人数を踏まえて評価することが重要です。

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